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※プレスリリース第1弾※「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」6月6日発表 大賞はアテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」
~価格と品質のバランスの良さがポイント、中価格帯コスメ(ミドルコスメ)の逆襲!~

株式会社アイスタイル

株式会社アイスタイル(代表取締役社長:遠藤 宗 以下、アイスタイル)は、2024年6月6日(木)、「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」を発表いたしました。今回、総合大賞に輝いた商品は、アテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」となりました。

また、 2022年より発足した「@cosmeトレンド予測部」が、美容プラットフォーマーとしての知見から、売上動向やクチコミ、その他関連データからみえる意識変化と、今後の生活者インサイトや美容トレンドを予測する「2024下半期トレンド予測」を同時発表いたします。総合大賞.jpg

※2024下半期トレンド予測の詳細は本日発表のプレスリリースをご参照ください。
URL:https://www.istyle.co.jp/news/press/2024/06/0606-tr.html

尚、今回のプレスリリースは2回に分けて配信いたします。
第2弾の配信は、6月10日(月)を予定しております。

「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」とは

「@cosmeベストコスメアワード」とは、@cosmeメンバーから寄せられたクチコミ投稿をベースに、今、生活者が支持している商品を表彰するアワードです。なかでも「上半期新作ベストコスメ」は、この半年間(昨年11月1日~本年4月30日)に発売された新商品を対象としており、「@cosmeベストコスメアワード」の上半期における新人賞となっています。
「@cosmeベストコスメアワード」は 2002年より毎年恒例となっており、@cosmeならではの生活者視点に立った受賞ラインナップが、化粧品業界及び美容業界からもご注目いただいています。

「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」ハイライト

◆総評
◆総合カテゴリやクチコミデータからみえるトレンド分析
・価格と品質のバランスの良さがポイント、中価格帯コスメ(ミドルコスメ)の逆襲!
・総合10位中、国産ブランドが9商品ランクイン
2017年の上半期ベストコスメアワード総合TOP発表開始以来最多
・総合大賞「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」の魅力
・香りや音、感触など五感を楽しむ美容に注目
・マスク悩みから解放されてもなお「ゆらぐ肌」花粉や寒暖差が影響か
お守りの役目はクリームで!
・ルルルンに熱視線!シートマスクのデイリー化を牽引

総評

昨年から続く物価上昇や円安傾向は、2024年上半期も引き続き美容業界のトレンドに大きく影響を与えました。化粧品の相次ぐ値上げに伴い、ベストコスメアワード集計対象期間中のクチコミでも「値上げする」というワードの出現率が昨年と比較して2.1倍、「値上げ」が1.8倍と、昨年から上昇傾向にあった値上げに関するワードが今年も多数増加しています。

さらに、化粧品の値上げは生活者の購買にどのような影響を与えたのかを分析すると『駆け込み需要』の動きがみえてきました。

駆け込み購入する.jpg

「駆け込み購⼊する」というワードの出現率は、昨年と比較して2.7倍に増加、商品のリピーターによる駆け込み購入の動きとして「ストック買い」というワードも1.3倍に増加しています。また、リピーターだけでなく、これまで購入を躊躇していたが「値上げが後押しとなって購入した」という新規購入客のクチコミもみられています。

<クチコミ抜粋>

値上げの前にストック購入しました(って人多いのでは笑)

いつか買おうと思っていたけれど値上げに後押しされて購入

また、「駆け込み需要」は値上げ以外の理由でも起きています。昨年11月末の注文受付をもって営業を終了した「Amplitude」をはじめ、「AUBE」や「コフレドール」などブランド終了のニュースが続いた2024年上半期。クチコミでも「ブランド終了」というワードの出現率が昨年と比較して2.6倍に増加しており、ブランド終了の発表を受けて「駆け込み購入」や「ストック買い」をしたと、ブランド終了を惜しむ声がみられました。

<クチコミ抜粋>

ブランド終了発表後、駆け込みで購入した「ひと塗りシャドウ」が良かった

ブランド終了してしまうとのことでストック買いしました。
感謝の気持ちを込めて口コミ致します。

ブランド終了によって気づかされる「好き」の再認識や、物価高の影響を受けた「なにに投資すべきか」という取捨選択によって、生活者と商品の新たな出会いも生まれた上半期、生活者は新商品に何を求めたのでしょうか。

総合カテゴリやクチコミデータからみえるトレンド分析
価格と品質のバランスの良さがポイント、中価格帯コスメ(ミドルコスメ)の逆襲!

今回、総合カテゴリからみえるトレンドの一つとして、スキンケアの「中価格帯コスメ(ミドルコスメ)への支持」があります。

総合10位のラインナップを見てみると、メイクカテゴリでは、高価格帯コスメ(デパコス)2商品、低価格帯コスメ(プチプラ)1商品と価格が二極化しているのに対し、スキンケアカテゴリでは、総合大賞を含む4商品の中価格帯ブランドがランクインしています。

総合.jpg

※ベスコスの「価格部⾨」の定義では、2000円以上の商品をミドルプライスと位置づけているが、アテニアブランド⾃体はファンケルグループの中で中価格帯ブランドと位置づけられているため中価格帯に分類

前述の通り、昨今、中価格帯メイクブランド終了のニュースが続くなど、メディアでは中価格帯ブランドの苦戦が伝えられていますが、今回の受賞ラインナップやクチコミ、2024年5月に実施した@cosmeユーザーを対象とした「化粧品に関するアンケート」(以下、ユーザーアンケート)の結果を分析すると、実はスキンケアカテゴリでは「中価格帯コスメ(ミドルコスメ)」に注⽬が集まっていることがわかりました。

クチコミの出現率をみてみると、まだ数は多くはないものの「ミドルコスメ」というワードは、昨年と比較して3.6倍と⼤きく増加しているのに対し、「プチプラ」、「デパコス」というワードはそれぞれ2018年をピークに減少傾向、2019年から横這いとなっています。ミドルコスメのワード出現傾向.jpg

さらにユーザーアンケートで「考えやお気持ちに当てはまるもの」を聴取したところ、「中価格帯のミドルコスメが気になるようになった※」と全体の35.3%の人が回答、昨年11月に実施した調査から13ポイント増加しています。全体の31.2%が回答した「プチプラが気になるようになった」を超え、昨年11月からの伸び率は「プチプラ」、「デパコス」を抑えて最⼤という結果となりました。

※昨年11⽉と5⽉の調査では設問⽂に差異があります。
<今年5⽉の設問>中価格帯のミドルコスメが気になるようになった
<昨年11⽉の設問>最近、改めて中価格帯のミドルコスメが気になるようになったミドルコスメが気になる時系列.jpg

また、「ミドルコスメ(中価格帯)のスキンケアのイメージ」を聴取したところ、「価格と品質のバランスが良い/ちょうどよい」と回答した人が全体の60.6%に及びました。スキンケア商品は、肌に直接影響を与えやすいアイテムであるため、価格が安ければよいとはならず、物価⾼の影響もあって質だけを追求することはできない⽣活者にとって、品質と価格のバランスが良く、失敗しにくい選択として中価格帯コスメ(ミドルコスメ)が選ばれているのではないでしょうか。ミドルコスメのスキンケアのイメージ.jpg

加えて、若年層(10代+20代)においては、前述の聴取にて「話題の、バズっている商品が多い」と回答した人が3割を超えており、SNS等での話題をきっかけに、若年層も中価格帯コスメ(ミドルコスメ)のスキンケアアイテムに注目していることが窺えます。

ミドルコスメのスキンケアは若年層からも注目.jpg

今後、スキンケアカテゴリにおいて中価格帯ブランドの需要が更に拡⼤していくことによって「ミドルコスメ」というワードもプチプラやデパコスのように定着し、新たなコスメのジャンルとして確⽴していくかもしれません。

<受賞ブランドの声>
総合 第8位/エリクシール「エリクシール デーケアレボリューション トーンアップ SP+ aa」
資⽣堂ジャパン株式会社 エリクシールブランドマネージャー ⼭⼝直輝 ⽒
エリクシールでは、「誰に」「何を」届けたいかを常に意識することを⼼がけています。
コロナ禍を経て化粧品にかける優先順位が下がり低価格帯志向が拡⼤する中、価格と品質のバランスも意識し、ブランドの始まりからずっとコラーゲンと加齢に関する研究開発を重ねてきたエリクシールだからこそ⽣み出せる商品が⽀持される結果になっていると考えています。エイジグケアブランドとして引き続き成⻑していきたいと思います。

総合10位中、国産ブランドが9商品ランクイン
2017年の上半期ベストコスメアワード総合TOP発表開始以来最多

総合カテゴリからみえるもう一つのトレンドとして、「国産ブランドへの⽀持」があります。
総合10位のラインナップを見てみると、10商品中9商品が国産ブランドでした。上半期ベストコスメアワードの総合大賞~10位の発表を開始した2017年以降最多となります。
9商品が国産ブランド.jpgユーザーアンケートにて、「化粧品について、考えやお気持ちに当てはまるもの」を聴取したところ、「自分の肌に合う化粧品であれば、国産ブランドか外資系ブランドかは気にしない」と回答した人が全体トップの60.5%となった⼀⽅で、「⽇本の(国産)ブランドに興味がある」も全体の59.4%と、ほぼ同数の結果となりました。
国産ブランドへの興味.jpg

これは韓国ブランドへの興味と⽐較すると約2倍、欧⽶ブランドでは約4倍となり、この結果と、今年の新作商品が極端に外資系ブランドが少なかったわけではないという前提を踏まえると「⾃分の肌に合った化粧品=国産ブランド」と感じている⽣活者が多かったといえるのではないでしょうか。
国産ブランド支持の背景の一つには、中価格帯コスメ(ミドルコスメ)と同様に物価高や値上げ、円安の影響がありそうです。クチコミでは「円安なので国産品を積極的に買っていくスタイルです」という声もあがっています。

総評でも述べた相次ぐ値上げ、駆け込み需要は主に「外資系ラグジュアリーブランド」で起きています。
実際に、原宿駅前にある「@cosme TOKYO」の売上数を⾒ても、価格改定発表以降から価格改定⽇前までの駆け込み需要がみえた商品もありました。これらのデータからは、⽣活者が値上げのタイミングで、外資系ラグジュアリーブランドの定番商品を駆け込み購入やストック買いし、新作コスメは国産ブランドの商品を購⼊したことが、今回の順位に影響を与えた可能性が窺えます。

総合大賞「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」の魅力

前述の通り、2024年上半期は中価格帯コスメ(ミドルコスメ)のスキンケアアイテム、国産ブランドの支持がみられた半年となりました。
@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ総合大賞に輝いたアテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」はその象徴といえるでしょう。総合大賞_商品名入り.png

本商品は、4年ぶりにリニューアルし、⾓層ケアまで叶えるクレンジングに進化した国産・中価格帯ブランド※「アテニア」のクレンジングオイルです。

総合大賞に加えて、ベストクレンジング 第1位、価格別賞 ロープライス部門 クレンジング 第1位、@cosme SHOPPING ベストヒット賞 総合 第1位、@cosme STORE ベストヒット賞 総合 第2位と全5部⾨を受賞。@cosme TOKYOの売り上げ数では、クレンジング部門※第1位という人気ぶりです。
※ポイントメイクアップリムーバーは除く

角層をほぐし、やわらかく整えることで、次に使うスキンケアの浸透を高め、透明感までもたらす美容クレンジングへ進化した本商品ですが、リニューアルのタイミングで値上げしています。しかし、中価格帯としては「お得」であり、プチプラとしては「リッチ」な1980円(税込)という"絶妙な価格設定"が生活者の気持ちを掴んでおり、値上げに対して肯定的なクチコミがみられています。商品によっては、リニューアル後のクチコミで「改悪」という声もあげられるなか、本商品はリニューアル後もリピート比率が脅威の36%と非常に高く、愛用者の心を離さなかったことが窺えます。

<クチコミ抜粋:総合大賞 アテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」>

旧タイプは何本リピートしたか忘れるくらい愛用してたので、
リニューアルを楽しみに待っていました。
角層をほぐすオイルや、その他の美容オイルもパワーアップされていて、
容量は変わらず110円の値上げなら全然OK!!
クッション性のあるふかふかオイルが、本当に気持ちよく、
柑橘系のリラクシングアロマの香りに癒され、
毎日のクレンジングが楽しみになります。ずっと愛用したいと思います。

<総合大賞受賞ブランドの声>
株式会社アテニア 代表取締役社⻑ 保坂 嘉久 ⽒

◆リニューアル後の変化、変化の背景
もともと大ヒット商品でしたが、リニューアル後売上は、リニューアル前比150%にアップし、@cosme STORE、@cosme SHOPPINGでの売上も好調です。特に@cosme STOREでは常にランキング棚に並んでいることから、新規層も伸長しています。
弊社のコアターゲットは40代以降の大人世代ですが、このクレンジングは日々メイクを楽しみながら、けれどクレンジングが億劫と感じているような学生や20代の方からの支持も高く、美容意識の高まりの若年化、落ちにくさを謳ったメイクアイテムの進化が背景にあるのではないかと感じています。
メイクをする機会の減少から、クレンジングの売上もコロナで一時期落ち込んだものの、業界的にも持ち直してきており、さらにはSDGs推進によって自由なメイクが広がっていることもあり、クレンジング需要も高まってきています。幅広い客層に受け入れられているのは、高いクレンジング力ながらW洗顔不要という使い勝手の良さに加え、香りもよく、使うことで気持ちまで上がるような、スキンケアならではの情緒的価値を持ち合わせているという商品力の高さによるものだと感じています。

◆リニューアルポイント、コミュニケーション戦略
リニューアルポイントとしては、よりクレンジング力がアップし、摩擦レスにも力を入れ、何十本もリピートしていただいているようなコアファンの方にも受け入れていただけるよう、香りやテクスチャー・パッケージは大きくは変えず、けれど進化したポイントをわかりやすく伝えるようにリニューアルしました。これまではコアターゲット向けに大人のくすみオフ訴求を推してきましたが、その機能はキープ&パワーアップしながらも、昨今注目されている角層ケアがクレンジングで叶う点を訴求しています。結果、くすみを払うという商品特長はそのままに、角層をはぐくむ・角層をやわらかくするといったトレンドにも対応し、美容意識の高い層のニーズにも応えられる商品であることを伝えています。
幅広い層に受け入れられていますが、エイジングケア専門ブランドとして大人の肌悩みを解決することが得意な弊社だからこそ生み出せた商品だと思っております。大人層には、くすみをケアする商品であるドレススノーの洗顔料を併用していただくと、よりブライトニング効果を実感いただけます。また、ドレススノーシリーズは、毎日のベーシックなスキンケアで大人の角層ケアを叶えるので、こちらの併用もおススメです。

◆生活者に支持されたポイント
クレンジングはただメイクが落とせればいい・クレンジングは面倒・・・といったネガティブな先入観を覆した、革新的な商品です。もちろん、クレンジングに求められるクレンジング力や毛穴ケアといった大前提の機能は高レベルで持ち合わせながら、くすみをオフして肌色まで明るくするといった、美容液に求めるようなスキンケア機能にも力を入れています。「美容クレンジング」「スキンケアはクレンジングから」という意識を世の中に広めた存在だと思っております。メイクを落とさず寝てしまったときの罪悪感や、クレンジングを義務感で行っているという女性の不を解消すべく、面倒と思われがちなクレンジングを「楽しいお手入れ時間」に変えて、クレンジングタイムを特別なひとときにしたいとの想いから生まれた、テクスチャーや香りに、多くのファンがついてきてくれています。
また、企業理念である「高品質・適正価格」を体現している商品でもあります。ここまでの高機能・心地のいい使用感でありながら、企業努力で2000円以下に抑えているという、機能と価格のいい意味でのギャップが強みでもあります。

◆中価格帯ブランドが生活者に選ばれるため、どのようなコミュニケーション戦略や商品開発が必要か
高機能な化粧品は価格も高い。安価な化粧品は、機能はそこそこ・・・と思われがちな業界です。実際、これまで低価格帯を使用していた方が、歳を重ねて肌悩みが増えると、価格帯を上げることを検討します。逆に、高価格帯商品の使用者は、ご褒美使用に留まり、使い続けられないことも多く、ベーシックなケアを安価に抑えながら、高級美容液をスポット的に使用する方が多いこともわかっています。さらに、原料の高騰などによって値上げするハイブランドも増え、ますます高価格帯ブランドは厳しい局面を迎えるのではないでしょうか。そうなると、中価格帯ブランドが見直されるフェーズがやってくるので、中価格帯ブランドの中での戦いが激化しそうです。
弊社は、高価格帯の機能を持ち合わせながら、過度な広告をしないことで価格は中価格帯に設定しています。機能はもちろん、ハイブランドを使うときのような胸の高鳴りまでを大切にモノづくりをしています。価格相当ではなく、価格以上の機能・価値があるということを丁寧にお伝えしていきたいです。
それを証明する意味で、ブラインドテストでハイブランド以上の品質の高さを確認した上で商品を上市しています。また、21万人の会員を抱えるファンコミュニケーションサイトを有しており、常に生活者の真のインサイトに耳を傾けて、ニーズとシーズをとらえることが可能です。それらの強みを最大限生かした商品づくりに今後も磨きをかけていきます。
化粧品は、価格帯の中で戦うことが多いですが、必然的に成分や機能で、いかに優れているかの訴求合戦になっていきます。しかし、低価格ブランドでも高機能成分を配合し始め、機能面での差別化が難しくなってきているうえ、デジタル化で情報が溢れています。今までのような企業からの情報発信だけでは⾜りず、ブランドのストーリーを伝え、共感してもらい、強いブランドを確立していくことが必要です。弊社の強みである「品質と価格にいい意味でギャップがある」「ハイブランドを使うような高揚感まで手に入る」ブランドだということに気付いていただくコミュニケーションが大切だと考えています。

香りや音、感触など五感を楽しむ美容に注目

総合大賞を受賞したアテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」において、カテゴリ全体や競合商品群と比べ、クチコミに偏って出現するワードとフレーズ((以下、特徴的なワード・フレーズ)として「香り」、「香り-癒す」や「香り-リラックスする」といった表現がみられます。

アテニア_特徴的なワード・フレーズ.jpg

<クチコミ抜粋:総合大賞 アテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」>

デパートの化粧品売り場で香りに一目惚れして衝動買いしたメイク落としです
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*  
とにかくアロマオイルというだけあって香りがいい!
癒し系の香りで仕事の疲れが吹っ飛ぶような、

夜、お風呂に入る時のお供に使わせて頂いています!  コスパもとてもいいし、
メイクもするりと溶けるように落ちるのが私は好きです。
もう3回ほどリピートさせていただいています!!!

また、総合 第6位を受賞したSOFINA iPの炭酸泡の美容液「ベースケア セラム〈土台美容液〉」のクチコミにあらわれた特徴的なワードとして「シュワシュワ」、「パチパチ」という表現があります。炭酸系アイテム自体も注目を集めているようで、「炭酸系」というワードの出現率は昨年と比較して2.6倍に増加しており、ベスト洗顔料 第1位でもエスト「AC ピュリファイ マッサージウォッシュ」が受賞しています。

炭酸系アイテム.jpg

<クチコミ抜粋:総合 第6位 SOFINA iP「ベースケア セラム〈土台美容液〉」>

大好きな導入美容液で3本目になります。お値段も手頃で潤います。
シュワシュワ炭酸も気持ち良きです!

炭酸泡のシュワシュワ感、ジュワっと肌にしみこむ感じが心地いい

炭酸泡がパチパチといい刺激を与えてくれて、翌朝の肌がツルツルになります。

<クチコミ抜粋:ベスト洗顔料 第1位 エスト 「AC ピュリファイ マッサージウォッシュ」>

泡タイプのスキンケアは初めてなので扱いに慣れるまで少しかかりそうですが、
炭酸のシュワシュワした感覚が思いの外気持ち良いです。

他にも、総合 第3位を受賞したロージーローザ「マルチファンデパフ 2P」では、特徴的なワードにあがっている「もちもち」、「ふかふかだ」というパフの気持ちよさが評価されており、総合 第5位のルルルン「ルルルン ハイドラ EX マスク」、総合 第9位のルルルン「ルルルンピュア エブリーズ」では、共に特徴的なワードに「柔らかさ」があがるなど、感触に対する評価が高いことから、今年の上半期は香りや音、使い心地や感触など、五感を楽しむ美容が注目されたようです。

<クチコミ抜粋:総合 第3位 ロージーローザ「マルチファンデパフ 2P」>

インスタで激推しされてたので、気になって購入しました!  
このパフの感触がフカフカの弾力で気持ちいいです!

<クチコミ抜粋:総合 第5位 ルルルン「ルルルン ハイドラ EX マスク」>

特に気にいったのは、とろける様な柔らかいシートです。
ほんとにフワッとして気持ちいいんです。
ルルルンさん、今回、シートにも力を入れてきたのが分かります。

<クチコミ抜粋:総合 第9位 ルルルン「ルルルンピュア エブリーズ」>

また柔らかいシートで肌あたりもとても優しいのも嬉しいです。

上記のクチコミのように、@cosmeのクチコミやSNSから、商品の使用感を文字や動画を通じて追体験することで、今後、商品購入の後押しになっていくかもしれません。

マスク悩みから解放されてもなお「ゆらぐ肌」花粉や寒暖差が影響か
お守りの役目はクリームで!

マスクの着用が任意になってから一年が経過し、コロナ禍が落ち着きつつあることから、マスク悩みから解放された生活者も多いのではないでしょうか。
しかし、クチコミでは「ゆらぎ」というワードの出現率が昨年と比較して1.4倍と増加しています。それには、花粉や黄砂、寒暖差、季節の変わり目がはっきりしないといった外的要因が影響していそうです。特に花粉に関しては、最近は春だけでなく「秋花粉」に言及しているクチコミも増加しています。

こういった背景も要因となり、肌にゆらぎを感じた時に頼れる「お守りスキンケア」は、依然として需要が高く、クチコミでも「お守り」というワードの出現率は昨年と比較して微増しており、「お守りクリーム」というワードは1.9倍に増加。

コロナ禍では「お守り美容液」が注目されましたが、この上半期は総合 第7位を受賞したラ ロッシュ ポゼ「シカプラスト リペアクリーム B5+」が牽引する形で、「お守りクリーム」に注目が集まったようです。

お守りクリーム.jpg

<クチコミ抜粋:総合 第7位 ラ ロッシュ ポゼ「シカプラスト リペアクリーム B5+」>

潤ってサラスベになるので個人的に好感触です!さらっとした膜が張ってる感覚。
すでに花粉が飛んでいて肌荒れ起こしやすい季節なので、このスキンシールドに期待してます。

上記クチコミからもわかる通り、クリームは「膜を作る」、「蓋をする」というイメージから、保護されているという安心感を感じやすい剤型なのかもしれません。
「膜感がある」という言葉は、これまでのクチコミではネガティブな文脈で使用されることが多かったのですが、現在は覆われている安心感を想起させるようです。

「膜感」に関連した動きとして、ベースメイクでは「薄膜」という表現が増加しています。数年前から出現しているワードですが、出現率は昨年と比較して1.5倍に増加。
その他、リップメイクで「厚膜」というワードの出現率が昨年と比較して1.3倍に増加しています。総合 第4位を受賞したKANEBO「ルージュスターヴァイブラント」のクチコミでも特徴的なフレーズとして「膜-厚い」があがっており、厚膜感のある仕上がりが評価されています。厚膜.jpg<クチコミ抜粋:総合 第4位 KANEBO「ルージュスターヴァイブラント」>

久しぶりに感動したリップでした。むっちりと厚膜で保湿されるので乾燥知らずで過ごせます。
あまりにも気に入り過ぎて、気付けば8色も購入してしまいました。

ルルルンに熱視線!シートマスクのデイリー化を牽引

ここ数年、シートマスク・パックへの関心が続いていますが、この上半期も勢いは止まらず、@cosme TOKYOのシートマスク・パックの売上数は昨年と比較して2.1倍と大きく伸長しました。そんなシートマスク・パックカテゴリのなかで、生活者の注目を多く集めたブランドは「ルルルン」です。

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今回、「ルルルン ハイドラ EX マスク」、「ルルルン ピュア エブリーズ」の2商品が総合カテゴリに加えて、ベストシートマスク、価格別賞、@cosme STORE ベストヒット賞と多数受賞を果たしています。

ここまでのブランドの支持は、毎日のシートマスクとしてルルルンを愛用していると公言しているMEGUMIさんの影響も⼤きいのではないでしょうか。ルルルンに限らず、クチコミ全体でMEGUMIさんの影響は大きく、「MEGUMIさん」というワードの出現率は、昨年と比較して4.6倍にも増加しています。MEGUMIさん.jpg

多数の賞に輝いたルルルン「ルルルン ハイドラ EX マスク」、ルルルン「ルルルンピュア エブリーズ」の評価されているポイントを見てみると、「マスクのデイリー使いの元祖」ともいえるブランドともあってか、2商品共に特徴的なワード、フレーズに「毎⽇」、「毎⽇使う」があがっています。また、「ルルルン ハイドラ EX マスク」では「グルタチオン」、「エクソソーム」と、成分ワードがあがっていました。また、昨年末にベスコスを受賞した⻩⾊のパッケージで7種類のビタミンが配合された「ルルルン ハイドラ V マスク」を使ってよかったから...というクチコミも⾒られ、まさに昨今の成分ブームを象徴する受賞商品です。

更に、「ルルルンピュア エブリーズ」では「化粧⽔代わり」というワードもあがっています。7枚440円(税込)の⼿ごろな価格についても多く⾔及されており「ルルルン ハイドラ EX マスク」と⽐較すると投稿者の年代も低いことから、⼿ごろな値段で化粧⽔代わりに毎⽇使えるアイテムとして、若年層にとっては「ルルルンのエントリーアイテム」になっていたのではないでしょうか。

<クチコミ抜粋:総合 第5位 ルルルン「ルルルン ハイドラ EX マスク」>

MEGUMIさんの本を読んで知りました。肌が落ち着いているときのアンチエージングに最適。
肌に潤いができて保湿感も好きです。

ルルルン ハイドラ EX マスクやっと買えました。以前黄色ハイドラを使用しとても良かったので。
@cosmeで売り切れていたのでドラストで。まずシートが凄い。
ヒタヒタシートで密着度が凄いし あと伸びます。
貼りやすい。乾燥しているので水分がぐんぐん入っていく感じ。
エクソソーム×白玉グルタチオン成分配合で使用後は滑らかなお肌に。リピートします。

<クチコミ抜粋:総合 第9位 ルルルン「ルルルンピュア エブリーズ」>

とにかく手軽です。気づいたら毎日使ってました。
シートの薄さと密着力もなんの文句も出ません。ほんとに買ってよかったです。

ルルルンは安くて保湿力もあるから毎日パック本当最高 
季節の変わり目の揺らぎ肌とか冬の乾燥肌とか暖房でカピカピにされた肌の季節に
毎日使うとほんとにツルプルになる 
一見高いかなって思っても1日50円くらいだから1枚パックを使うよりも断然お得  継続あるのみ!

「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」受賞商品

◆集計方法
「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」は、生活者のクチコミに加え、どのくらい注目された商品かなどを加味して、順位を決定しています。

集計対象期間: 2023年11月1日~2024年4月30日
集計対象クチコミ件数: 115,316件
集計対象アイテム数: 3,806アイテム

化粧品、美容グッズ、日用品などを対象としています。

※複数のカテゴリにまたがりクチコミ投稿されている商品は、商品性質を考慮し、主たる1つのカテゴリに絞って集計しています。
※ @cosme SHOPPING ベストヒット賞は「@cosme SHOPPING」での販売実績をもとに順位を決定しています。
※ @cosme STORE ベストヒット賞は「@cosme STORE」及び「@cosme TOKYO」「@cosme OSAKA」での販売実績をもとに順位を決定しています。

【総合】
2023年11月1日~2024年4月30日の間で発売された新商品のうち、@cosmeメンバーさんから最も支持されたアイテム

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「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」は総合の他、アイテム賞(44部門)、価格別賞 ハイプライス部門、価格別賞 ミドルプライス部門、価格別賞 ロープライス部門、@cosme SHOPPING ベストヒット賞、@cosme STORE ベストヒット賞がございます。

詳細はこちらをご覧下さい。
https://www.cosme.net/bestcosme/

(参考)
2024年上半期の台湾・香港の美容トレンドがわかる
「2024年度@cosme台灣美妝大賞 上半年新秀賞」、「2024年度@cosme香港美妝大賞 上半年新秀賞」同時発表

【台湾版】
台湾版「@cosme」でも、2024年上半期に発売された商品の中で、台湾のユーザーが最も支持したコスメをランキング形式で表彰するアワード「2024年度@cosme台灣美妝大賞 上半年新秀賞」を同時発表しています。
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受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://www.cosme.net.tw/beauty-awards/2024/up_newstar

【香港版】
香港版「@cosme」でも、2024年上半期に発売された商品の中で、香港のユーザーが最も支持したコスメをランキング形式で表彰するアワード「2024年度@cosme香港美妝大賞 上半年新秀賞」を同時発表しています。

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受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://hk.cosme.net/best-cosme-awards/2024_half

2024年上半期の韓国の美容トレンドがわかる
「2024年上半期GLOWPICKアワード / 2024 1st half(1H) GLOWPICK AWARDS」を発表

@cosmeの姉妹サイトである韓国のビューティプラットフォーム「GLOWPICK」は、2024年5月30日に「2024年上半期GLOWPICKアワード / 2024 1st half(1H) GLOWPICK AWARDS」を発表いたしました。

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受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://glowpick.com/awards/v2/33

【2024年6月10日(月)13:00開催】
クチコミを読み解くリサーチプランナーに学ぶ「@cosme上半期新作ベスコス」解説セミナー

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アイスタイルでは化粧品ブランドの皆さまの業務のヒントとなるようなウェビナーを定期的に開催しております。
今回は、「@cosmeベストコスメアワード2024 上半期新作ベストコスメ」の結果を元に二部構成にてお届けいたします。

 第一部では、『2024年上半期クチコミから読み解く生活者の今とこれから』と題し、「@cosmeベストコスメアワード2024上半期新作ベストコスメ」表彰に際し、この半年間に@cosme内に蓄積された投稿クチコミの分析を行ってきたアイスタイルのリサーチプランナーである原田・西原の両名が登壇。
 物価高騰のあおりで化粧品も価格改定が続くなか、生活者の商品選びはどう変わったのか? この上半期のトレンドやキーワード、そこから読み取れる今後の生活者が美容・コスメに求めていることは何なのか、クチコミから見えたその兆しについてご紹介させていただきます。

第二部では、視聴される皆様からのご質問に対し、リサーチプランナーである原田・西原がクチコミから読み取れた分析結果をお答えさせていただきたいと思います。

【開催概要/プログラム】
開催日:2024年6月10日(月)13:00~14:30

◆13:00~14:00(予定)
『2024年上半期クチコミから読み解く生活者の今とこれから』

◆14:00~14:30(予定)
『@cosmeリサーチプランナーへの質問セッション』

【登壇者紹介】
・スピーカー
株式会社アイスタイル @cosmeリサーチプランナー 原田 彩子
株式会社アイスタイル @cosmeリサーチプランナー 西原 羽衣子

開催方法:オンライン開催(Zoom)
参加費:無料

お申込み、ウェビナーの詳細情報につきましては下記をご参照ください
URL:https://business.cosme.net/webinar/bestcosme_first-half_240610

@cosmeとは

月間訪問者約1,900万人、国内外4万3千ブランド・商品数39万点のコスメのデータベースと、クチコミ検索機能や新製品情報などのコンテンツを備えた日本最大の化粧品・美容の総合サイトです。1999年のオープン以来、会員数・クチコミ件数・ページビュー数ともに伸び続け、累計クチコミ数は2,000万件を突破しています。(2023.12月末時点) 
URL:https://www.cosme.net


【株式会社アイスタイル 会社概要】 https://www.istyle.co.jp/ 東証プライム・コード番号3660
■所在地:〒107-6034 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 34 階
■設 立:1999年7月27日
■資本金:54億6,700万円
■代表者:代表取締役社長 遠藤 宗
■事業内容:美容系総合ポータルサイト@cosmeの企画・運営、関連広告サービスの提供

【お問合せ】  
株式会社アイスタイル エクスターナルコミュニケーション室  
■Email: istyle-press@istyle.co.jp

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