2024年6月期 第1四半期 決算発表
こんにちは、IR・CSR室です。11月9日(木)にアイスタイルの第1四半期決算発表を行いました。
今回は決算説明会がありませんので、こちらで少し補足説明をさせていただきます。
決算資料はこちらからご覧いただけます。
■セグメント概要
決算説明に入る前に、セグメント名称、計上セグメント変更についてです。
スライドの通り、名称変更と(旧)On Plartformの中に入っていた「BtoCサービス」がその他セグメントへ計上区分が変更になっています。
今期からはこちらの新セグメントにて資料作成しておりますのでご確認ください。
■決算概要
それではまず、第1四半期の決算サマリーです。
連結売上高は四半期で過去最高の124億円となりました。主な要因は、リテールセグメント(特に店舗)となりますが、全セグメントで増収を達成しています。詳細はこの後のセグメント別のスライドで説明いたします。
連結営業利益においては、マーケティング支援とリテールの増収が貢献し、YoYで+55.4%、3.7億円で着地しました。
それでは、セグメント毎に見ていきましょう。まずはマーケティング支援セグメントです。
店頭における販促とそれに連携した広告ソリューションが伸長し、過去最高の四半期売上高となりました。
営業利益率については、限界利益率が高い事業モデルのため、増収したことで大きく利益率が向上しました。しかしながら、今期は組織強化のために人員を徐々に増加する計画であり、2Q以降は更に人件費増加が見込まれるため、1Qの水準よりも減少する想定です。
次にリテールセグメント(オンライン・オフライン)です。
店舗の売上高は、今年9月にオープンした大型旗艦店「@cosme OSAKA」とM&Aした「シドニー」7店舗(今期1QからPL連結)の寄与や既存店の成長もあり、YoYで164.8%と大きく増収しました。
ECの売上高は、店舗と連携した新規顧客獲得・限定品販売などで、YoYで124.0%の増収となりました。
営業利益率においては、主に@cosme OSAKAのオープン前に発生した人件費や家賃などの費用でQoQでは微減しているものの、同店が初月から黒字化したことで想定以上の推移となりました。
こちらは@cosme OSAKAのオープン初月の様子です。
想定以上の好調なスタートとなり、当該店舗だけでなく、フロア全体(ルクアイーレ3F)の来客数を大きく底上げしました!
次は店舗売上高の内訳推移です。
ご覧の通り大型旗艦店である@cosme TOKYOと@cosme OSAKAの売上貢献が非常に大きく、今後も店舗の柱として売上水準を更に引き上げるドライバーとして注力し、また、ユーザーとブランドの出会いの場としての価値も最大化していきます。
一方でM&Aした店舗も売上に寄与していますが、今後はそれだけでなく、当該店舗がある商圏のポテンシャルを引き出し、旗艦店同様にユーザー・ブランド接点としての価値を拡大することで、今後さらに成長させていきたいと考えています。
次はグローバルセグメントです。
香港店舗が引き続き堅調に推移しており、増収に寄与しました。
営業利益は、韓国事業の不調と中国越境ECにおける在庫評価損(一過性)で赤字での着地となりました。
最後はその他セグメントです。
前期までOn Plartformセグメントに計上していたBtoC課金サービスをこちらに変更しています。
人材派遣が引き続き堅調に推移しており、売上高、営業利益率ともに前年同水準での着地となりました。
続いては販売費及び一般管理費の推移です。
中長期的な組織強化のために、人材関連費用とその他費用における業務委託費用が増加しておりますが、連結売上高が伸長したことで販売管理費比率はYoYで減少、QoQで横這いとなりました。
なお、この人材関連費用が増えた要因は、今期1Qから@cosme OSAKAなどの新店人件費が追加されたことや、株式報酬費用の計上によるものです。
また、物販関連費用はリテールセグメントの売上高に連動する変動費であるため、増加しております。
次にセグメント別の営業利益推移です。
マーケティング支援とリテールが業績を牽引し、人材関連費用などの増加をカバーしてYoYで155.4%の増益となりました。
■直近の運営サービス状況
今年も12月1日から3日間限定で、ECのスペシャルイベント「@cosme BEAUTY DAY」を開催します。
前期は過去最高となる流通総額約16億円(店舗分も含む)を記録しました。
6回目の開催となる今年は初参加のブランドを含め、過去最大の400以上のブランドが参加します。更なる飛躍を目指していきますので、ぜひご注目ください!
イベント詳細はプレスリリースからもご覧いただけます。
(2023/10/04) (2023/10/24)
■最後に
新型コロナの影響で大きく落ち込んだ化粧品業界ですが、アフターコロナ時代に入り、更にインバウンド需要も回復したことで、盛り上がりをみせています。
当社はこれからも、生活者とブランドの皆さまがハッピーになれるような価値提供ができる企業であり続けたいと思います!
今期は全事業の黒字化を目指し、大きく飛躍する一年になるよう邁進して参りますので、引き続きご理解・ご支援をいただけますと幸いです。