2023年6月期 第1四半期 決算発表
こんにちは、IR・CSR室です。11月4日(金)にアイスタイルの第1四半期決算発表を行いました。今回は決算説明会がありませんので、こちらで少し補足説明をさせていただきます。
また、Amazon.com, Incとの取り組みについても、現在開示できる範囲にはなりますが、スライド後半で紹介しておりますのでご確認ください。
決算資料はこちらからご覧いただけます。
・2023年6月期第1四半期 決算説明資料
・2023年6月期第1四半期 決算短信
■決算概要
まず、第1四半期の決算サマリーです。
売上高はコロナ前と比べても大きく上回り、1Qの売上高としては過去最高となりました。主な要因としては、Beauty Service(店舗)の増収となりますが、詳細はこの後のセグメント別のスライドで説明いたします。
営業利益についても、店舗の増収が貢献しYoYで4.7億円の損益改善となり黒字で着地しております。
それでは、セグメント毎に見ていきましょう。まずはOn Platform事業です。
クライアント予算の保守化は依然続いておりますが、化粧品ブランドによるプラットフォームの活用が進んだことで売上高が伸長し、営業利益率の向上にも繋がりました。
また、採用の遅れにより人件費が計画を下回ったこともあり、YoYで増益となりました。
次にBeauty Service事業です。
店舗の売上高はYoYで139.5%、ECはYoYで110.7%で伸長しており、特に大型旗艦店である@cosme TOKYOの成長が著しく、今後の盛り上がりも楽しみです。
店舗の来店客数は、1Q(7ー9月)で新型コロナウイルス感染者数の増加や台風が発生したなかにおいても、昨対比で順調に回復しました。一方で、インバウンドについては、中国の「ゼロコロナ政策」が続いていることもあり、2Q以降も顕著なインバウンド寄与は見込んでおりません。
Global事業は、前期2QにPL連結した韓国事業の影響で1Q赤字での着地となりましたが、継続的な収益構造の改善により黒字化目前まで回復しました。
EC・卸売における中国越境ECが中国ロックダウンの余波を受けて減収するも、香港店舗が会員顧客に対するリピート施策で健闘したことや円安の影響もあり、セグメント全体の売上高はYoYでほぼ横ばいでの着地となりました。
最後はその他事業です。
人材派遣事業は、稼働人員の増強や市場の回復によって増収となり、YoYで136.9%と大きく伸長いたしました。
次にセグメント別の営業利益です。
店舗が増収し黒字化できたことや利益率の高いOn Platform事業の増収により、連結営業利益はYoYで+5.5%、4.7億円の損益改善となりました。
QoQでもOn Platform事業の売上高が伸長したことで+1.1%・1億円の増益となり、順調に推移しております。
今期の営業利益の推移イメージになります。
2Qについては、前期同様にECスペシャルイベント「@cosme BEAUTY DAY」のプロモーション費用(約3億円)を予定しており赤字見込みとなっておりますが、下期は更なる増益を目指してまいります。
「@cosme BEAUTY DAY」の内容については、次のスライドでご紹介します。
■直近の運営サービス状況
2018年の初開催から5回目となるECのスペシャルイベント「@cosme BEAUTY DAY」を今年も12月1日から3日に開催いたします。
前期は過去最高となる流通総額約11.3億円(EC 10億円/店舗1.3億)を記録しました。まだまだ成長領域であるため、今年もTVCMなど大規模プロモーションを行い、新規ユーザーを獲得することで更なる飛躍を目指してまいります。
イベント詳細はプレスリリースからもご覧いただけます(2022/10/26)
今年8月にAmazon.com, Inc.との業務資本提携を行いましたが、まずはその走り出しとして、10月に協業企画を実施いたしました。
詳細はプレスリリースからもご覧いただけます (2022/10/26)
Amazon.co.jp上における弊社「@cosme SHOPPING(仮)」のオンラインストアのオープン日については準備中のため、詳細日程は調整中ではありますが、並行して今回のような協業企画なども実施してまいります。
そして、10月28日に中国・海南島に@cosme STOREをオープンいたしました。
現時点では現地のコロナ規制が解除されてないこともあり、本格的な業績寄与は今後となりますが、日本の化粧品ブランドの海南島進出や中国市場におけるブランド拡大を支援してまいります。
詳細はプレスリリースからもご覧いただけます(2022/08/19)
■最後に
いまだ新型コロナウイルスの影響は完全な収束には至っておりませんが、リオープンの動きが本格化しつつあります。今後も生活者の皆様やお取引先各社様とともに、化粧品業界を盛り上げていきたいと思います。
株主の皆様には、ご心配をおかけする時期が長らく続いてしまいましたが、今期黒字化と更なる成長に向けて着実に進んでおりますので、引き続きご理解・ご支援をいただけますと幸いです。