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2019年6月期 第2四半期決算説明会

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こんにちは。IR室です。

2月8日に2Q決算ならびに今期の業績予想の修正を発表いたしました。
まず最初に、業績予想を修正いたしましたこと、株主の皆様には大変申し訳なく思っております。
一方で、業績に対する進捗は遅れているものの、会社が目指す方向性が間違っていないことも実感しており、今回の決算内容と修正理由について当ブログでも概要をご案内させていただければと思います。
資料はこちらをご覧ください。

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まず、上期について売上は過去最高を更新しました。一方で、12月3日に開催したECのスペシャルイベント「@cosme Beauty Day」に4.6億円のプロモーションを投下したため、上期営業利益は2.4億円となっております。前期行った投資有価証券のキャピタルゲインがないことも減益の要因の一つです。

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今回、上記のように業績を修正させていただきました。主な要因は次のとおりです。

On Platform事業:
当初の計画では、新サービス「ブランドオフィシャル」(以下、BO)が下期にかけて大きく売上に貢献することを想定しておりましたが、現在の進捗状況からその計画を見直しました。

Beauty Service事業:
新規出店の見直しによるものです。今後の成長を考え、既存店舗の体力強化を優先しました。既存店舗のクローズと、一部店舗での増床を行います。

Global事業:
中国で越境ECに関する法律が変更されたことによるものです。

全社費用等:
上期に実施したプロモーション投資の増加。

以下、次の3点について、背景や対応策をご説明いたします。

  1. 新サービスの進捗と今後の対応
  2. 中国越境EC市場の状況
  3. 中期経営計画(FY2020)について

1.新サービスBOの進捗と今後の対応

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BOとは、@cosme上でブランドの皆さまが情報発信をしたり、ユーザー動向の分析ができるサービスです。メディアである@cosmeと、弊社ECでの購入情報を一気通貫して把握できるCRM機能を提供しており、今後店舗での購入情報も可視化される予定です。
広告と異なり、月額固定の料金体系となっております。

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このサービスは、今期末に400ブランドに採用していただく想定で計画を立てておりました。しかし、実際にBOの営業を行い、いくつかの課題が明確になってきました。

一つはこれまでにないサービスのため、具体的な必要性を感じていただくまでに時間がかかっております。
また、ご理解いただいても「いつからスタートするか」の決め手に欠けました。広告の場合はマーケティングプランがあり、それに合わせて実施するタイミングが明確にありますが、ツールであるBOにはその明確なタイミングがありません。

また、ブランドによって興味をもってくださる部署が異なり、マーケティング以外の部署の方とコミュニケーションする必要もでてきたため、時間がかかっている、ということもあります。
これらの課題への対応として、①ユーザーとブランドの皆さまがつながる体験を提供し、サービスの必要性を実感していただくこと、②BOの旧サービスが終了するタイミングで切り替えを促進すること、③営業体制の強化を図ることを決めました。①と②については今期から来期にかけて一連の施策を計画しました。その施策の第一弾が、前述した@cosme Beauty Dayです。

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@cosme Beauty Dayは、24時間限定の化粧品のスペシャルイベント(ポイント還元セール)です。このイベントは、日本の化粧品の低いEC化率を変えていきたいという思いで計画していました。この詳細についてはぜひこちらの動画をご覧いただければと思います。
しかし、BOの促進ということも強く意識し、プロモーション投資は当初予算2億円から、最終的に4.6億円まで増加させました。

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イベントの結果は店舗も含め流通総額4億円となりました。「投資4.6億円に対して4億円?」と思われるかもしれませんが、上述のとおり、ECの拡大だけが目的ではありません。
今回の開催で、「@cosmeといえばクチコミ」という認識から「@cosmeで化粧品が買える」という認識をユーザーの皆さまに持っていただけたのではないかと思います。

一方で、メーカーの皆様には「@cosmeで化粧品が売れる」という認識を持っていただくと同時に、ECで購入したユーザーとつながる(BOの管理画面で購入したユーザーが可視化される)という価値を認識していただくきっかけになったのではないかと思います。

次回(2019年12月)の@cosme Beauty Dayは、今回の経験を基に開催することができます。より多くのユーザーやブランドの皆さまが参加したいと思えるようなイベントにしていきたいと思っております。

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2.中国越境EC市場の状況

2019年1月から中国で施行された「電子商取引法」の影響で、先行きの不透明感が強まっております。この新しいルールはソーシャルバイヤーや代購の流通を取り締まるもので当社には影響がないと見込んでおりましたが、中国越境EC市場の卸先が様子見となっており、また価格競争が強まっていることもあって、見直しを行いました。

しかし、中国市場における日本の化粧品へのニーズは依然強いものを感じております。今後は、競争力のある商品の取り扱いを強化するとともに、越境ECだけでなく一般貿易での販売も強化してまいります。

3.中期経営計画について

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3年前に発表した中期経営計画の最終年度である2020年6月期については、現在数値を精査しております。まだ2019年の着地もレンジで開示という状況ですので、今お話しできることはあまりありません。前述したように中計最終年度のBO契約目標数800は維持し、2021年6月期以降の収益貢献を図っていきたいと考えておりますが、もう少し確度が高まった段階で改めて発表いたします。

BOについて、時間軸を見誤ったというのが今回の大きな反省です。
一方で、サービスの内容には自信を持っております。実際にBOを採用してくださってるブランドの皆さまからは、ポジティヴな評価を頂いております。BOの導入後、広告出稿が増えている例もあり、BOと広告が相性の良いサービスだということを改めて実感しております。

また、2Q(10〜12月)は赤字となりましたが、このタイミングでアクセルを踏むことができたのは、とても良かったと考えております。また、@cosme Beauty Dayは会社一丸となって進めたイベントでもあり、多方面でいい影響があったと感じております。
引き続きサービスの開発・改良を進め、ユーザーとブランド双方にとってよりよいコミュニケーションができるプラットフォームの構築を進めてまいります。
ご理解、ご支援頂けましたら幸いです。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

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