2019年6月期 第1四半期決算発表
こんにちは、IR室です。11月2日に当社の第1四半期決算発表を行いました。今回は決算説明会がありませんので、こちらで詳細をお話ししたいと思います。
決算資料はこちらからご覧ください。
■連結
まず全体としては、売上・利益ともに計画よりも好調に推移しました。売上高はBeauty Service事業とGlobal事業が牽引しており、前年度から引き続き着実な成長を続けております。利益が前年比で減少している理由は、前期に営業投資有価証券を売却(粗利253百万円)しており、それが前年実績との主だった差額になっております。
ここからはセグメント毎に見ていきたいと思います。
■On Plartform事業
収益の柱であるOn Plartform事業では、新サービス「ブランドオフィシャル」※ への営業注力により、広告など既存事業の伸びは計画通り限定的となりました。新サービスは今年4月にリリースしたばかりであり、今までにないサービスのため契約までには時間を要することが想定され、本格的な収益への貢献は下期を見込んでおります。また、開発や営業体制の強化などに伴う人件費の増加により利益率が下がっておりますが、売上・利益とも計画を上回って推移いたしました。
引き続き、広告サービスに次ぐ収益の柱と位置付ける「ブランドオフィシャル」の営業を強化し、今期末の目標である400ブランドとの契約を目指してまいります。
※新サービスの詳細については、最新の決算説明資料29ページをご覧ください。
■Beauty Service事業
店舗事業におきましては、1Qで新規出店はしておりませんが、依然として既存店の強い成長により売上を伸ばしております。
11月21日には福岡へTSUTAYA様と共同で新規出店を予定しており、今期は福岡店の他に2~3店舗の新規出店を計画しております。
EC事業におきましては、こちらも引き続き@cosmeのランキング上位商品の取扱い強化などにより、強い成長性を維持しております。
12月3日にはECのスペシャルセールを予定しており、ユーザーの皆様に楽しんでいただける1年に1度のイベントとして企画しております。(詳細は11月19日より随時発表予定)
セグメント全体としては、さらなるモチベーションアップや安定的な人材確保を目的とした店舗スタッフの給与水準の改定のほか、ECにおける物流コストの増加により利益率は下がっておりますが、下期からそれを上回る売上成長により回復していく見込みであります。
■Global事業
今年6月にオープンした香港1号店が好調な出だしをきり、大きく貢献しております。越境ECや韓国免税店への卸売が好調なこともあり、M&Aした海外3社に対するのれんの償却をこなして、黒字で着地となりました。
今後も店舗事業では、アジアを中心に出店を計画しており、11月9日には香港3号店とタイ1号店がオープンする予定です。
■その他事業
人材派遣事業が着実に成長を遂げております。四半期毎で売上高に凹凸があるのは、営業投資有価証券の売却の有無によるものです。人材派遣事業単体でみますと、売上高は前年比166%と大きく成長しております。
■アイスタイル初の大規模プロモーション
当社は中期経営計画において、今期を「人的・資金的リソースの投入」フェーズと位置づけております。その一環として、12月3日にECのスペシャルセール「@cosme Beauty Day」を開催いたします。当該イベントに向けて、TVCMや屋外広告など大規模なプロモーションを行う予定です。アイスタイルとしては初めての試みであり、ログインユーザー数の増加やECの利用促進を図り、@cosmeのプラットフォームとしての価値向上やサービス全体の底上げをしていきたいと思います。
ここでコスト面のお話をさせていただきます。
当初計画ではこのプロモーション予算を2億円と見積もっておりました。
しかしながら、中期経営計画最終年度である来期を見据えて再検討した結果、アクセルを踏むべきであると判断し、5億円を投じることといたしました。
これにより、2Q(10~12月)の連結業績は赤字となる可能性もありますが、1Qの上振れ分と今後の成長によりカバーしていきたいと考えております。もし、期初発表の業績予想と大きく乖離する場合には、速やかにお知らせいたします。
■最後に
いよいよ来期が中期経営計画の最終年になります。簡単な目標ではないことは承知しつつも、その達成に向けて新サービスのリリースを行うとともに、今回の大規模プロモーションの実施へと踏み切りました。
アイスタイルは化粧品のクチコミサイトから、美容に関わるすべての人が利用するプラットフォームへと変革しつつあります。より皆さまに必要とされるサービスを提供すべく、グループ一丸となって邁進してまいりすので、よろしくお願いいたします。