2018年6月期 第3四半期決算発表
こんにちは。IR室です。5月2日に第3四半期の決算発表を行いました。今回は決算説明会がありませんので、こちらで詳細をお話ししたいと思います。
決算資料はこちらからご覧ください。
■連結
各事業の成長により、大幅増収増益を達成することができました。連結全体で、ほぼ社内計画どおりの着地となりました。
セグメントごとに見ていきます。
■On Platform事業
前年同期比でほぼ横ばい(98.9%)、第2四半期比で92.0%となりました。
（BtoBサービス）
第2四半期と比較しますと、第2四半期は12月に開催するビューティアワード関連の売上が寄与しましたが、当第3四半期はそのような特殊要因がない時期でした。また、新規サービスに人員リソースを割いたこともあり、91.4%の着地となりました。
新サービス「ブランドオフィシャル」は4月から、それ以外のサービスは来期からのリリースとなっており、本格的な売上への貢献は来期以降を想定しております。
（BtoCサービス）
前年同期比で88.4%となりました。3月にプレミアムサービスのリニューアルを行ったものの、まだプロモーションを積極的に行っていない状況です。近く新コースを更に追加予定ですので、来期よりプロモーションを行い、伸ばしていきたいと考えています。
■Beauty Service事業
（EC）
第2四半期に引き続き、商品の取り扱いを増やしていること、＠ｃｏｓｍｅからの送客を強化したことにより堅調な推移となりました。新規のお客様比率はそれほど高くなく、リピートのお客様に支えられております。
（店舗）
既存店、新規店舗ともに成長しました。今期は利益率改善のため新規出店は少なめにしており、結果2店舗オープン、1店舗クローズとなりました。詳細は次のとおりです。
まず、3月1日に埼玉県初となる「ルミネ大宮店」がオープンしました。お客様の年齢層も幅広く、近隣にお住まいの方も多いようです。出だしは想定よりもよいので、今後は来ていただいたお客様がまた来たいと思っていただけるように、体制の整備を進めてまいります。
3月23日にオープンした「ららぽーと富士見店」は、複数の外資系百貨店ブランドが初めてアットコスメストアに参画してくれた店舗です。プチプラ商品からラグジュアリー商品まで、販売チャネルの垣根を超えた商品を一堂に揃えたお店というのは日本では初めてとなり、皆さまのご協力のおかげで画期的なお店ができました。こちらも想定以上の出だしとなりました。
一方、東京駅構内にあった「ミッケグランスタ店」を1月末にクローズしました。 「小型店舗」「駅ナカ」「新しい商業エリア」「限定的なマーチャンダイジング」といろんなチャレンジができましたので、ここで得られたものを次に活かしていきたいと思っております。
第4四半期の出店はありませんので、今期は25店舗で着地予定となります。
■Global事業
当期第１四半期より、M&Aした３社がPL連結されています。
ECでは、中国の越境ECを中心に好調に推移しました。
店舗につきましては、3月29日に台湾4号店「微風南京店」がオープンし、計4店舗となりました。当面はスタッフの教育など、既存店舗の強化に注力していきます。
また、6月には香港に、10月にはタイにそれぞれ第1号店をオープンするため、その準備も進行中です。
M＆Aによるのれん償却のためGlobal事業は通期で赤字計画でしたが、想定以上に中国の越境ECがよく、赤字幅は縮小しました。
■その他事業
美容部員の方など、美容業界における派遣事業が昨年の約3倍規模にまで成長しました。
また、営業投資有価証券の売却を第１四半期と第3四半期に行っていますが、これは業績予想に織り込んでいるものです。
■販売管理費
前年同期比140%と大きく増えているのは物販関連費用です。これは配送費や店舗の家賃など、国内・海外のECや店舗の売上に連動するコストです。
その他費用では、M&Aした3社ののれんが各四半期で92~94百万円計上されています。また、人員増による人材関連費用も増加しております。これはM&Aに加え、各セグメントでの事業拡大に備えたものです。
■MAU
特にプロモーションを行ったわけではありませんが、 検索流入が増え順調に成長しています。アプリのユーザー数はまだまだ少ないながらも、PCやスマホブラウザのユーザーとは違うよい動きもみられており、これが継続するのか、今後注視してまいります。
アイスタイルが目指すビューティプラットフォームの機能が少しづつリリースされています。今はまだ個々のパーツは小さいですが、将来プラットフォーム上で繋がった時、今までとは違う世界になっているはずです。
単発のサービスと異なり、プラットフォームの構築には時間もかかりますが、全社一丸となり取り組んでおります。どうぞ長い目で見守っていただければ幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。