アイスタイルの株式市場での評価は? アナリストに聞いてみた vol. 2
みなさま、こんにちは。IR室です。
3月5日にドイツ証券株式会社のシニアアナリスト 風早隆弘様を講師にお招きし、社内IRイベントを開催いたしましたので、その模様をお届けします。
IRや株式市場に関わる方はご存知かと思いますが、風早様は小売企業を中心にカバーされており、アナリストランキングでも常に上位にランクインされています。また、伊勢丹さんに在籍されていたこともあり、小売事業の中も外も知っている方です。
今回は、アイスタイルの決算や直近の取り組みについて評価やご意見をいただくとともに、他の小売企業の先進的な取り組みのご紹介をしていただきました。
前回の、SMBC日興証券株式会社のシニアアナリスト 齋藤剛様をお迎えしたIRイベントでは、齋藤様にバッタバッタと投げ飛ばされましたが、今回はどのようなイベントだったのでしょうか。
イベントの序盤で
風早様『●●●がまだイマイチですね』
ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )
という先制パンチをいただき、IR担当のライフが少し削られた状態からスタートしましたが、風早様には各事業の取り組みについてコメントをいただくとともに、本当に丁寧にご解説をいただきました。(本音ベースのコメントありがとうございます!)
個人的に印象に残っているのは、当社グループの海外の出店戦略についていただいた下記のコメントです。
風早様『これが必ずしもマーケットの意見というわけではないが、私個人の意見としては短期的に利益が出なかったとしてもやった方がいいと思う。(略)日本の某衣料品メーカーの百貨店のシェアは北米1位。ただ、実は20年間赤字だった。それくらい赤字だったとしても続けていく覚悟と自信を経営陣が持っているかということが重要。』
マーケットの言葉に耳を傾けるのはもちろん重要。ただし、仮に反対されたとしても、赤字になってもやり続ける覚悟と必ずや成功するという確信があるのであれば、挑戦するべきということですね。
対する菅原は
菅原『退くつもりはない。"仮に" 今後経営判断を間違えて業績が悪化したとしても、完全に撤退することはない』
という力強いコメントで返答しました。
また、風早様には『多くの方々がデータ活用の重要性を認識しているものの、データを集めることができていないし、きちんと分析もできていない。自分たちがものすごい付加価値のあることをやっているということを理解してほしい』とのコメントまでいただき、私も含め参加した社員の自信にもつながったと思います。
その他、イベントの後半では、風早様に他の小売企業のパーソナライズ化やデータ活用の事例をご紹介いただいたほか、Q&Aもご対応いただきました。イベント終了後には数人の社員が風早様へお声がけし、直接アドバイスやご意見をいただくという光景も見え、多くの気付きや発見、そして刺激が得られた社内IRイベントであったと思います。
今回講師を務めていただいた風早様には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。ご協力いただきありがとうございました。
それでは、次回のIR室の記事もお楽しみに!